全粒穀物食は内臓脂肪を減少させます
[2018.11.05]
玄米は健康によいと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
玄米や精白していない小麦を使ったパンなどを全粒穀物といいますが、全粒穀物を食事に取り入れることによって内臓脂肪が減少することが、株式会社日清製粉グループ本社の菊池 洋介氏らの研究によって明らかになりました。
メタボリックシンドロームが心血管疾患のリスク因子であることは、国内でも広く知られています。疫学調査により全粒穀物の摂取量とメタボリックシンドローム該当者の数は反対に動くことも知られているます。
しかし今まで食事介入による全粒穀物食のメタボリックシンドロームへの影響に関する研究はありませんでした。そこで、BMIが23kg/m2以上の日本人50例を対象に、全粒穀物あるいは精製穀物による食事介入が12週にわたって行われました。その結果全粒穀物を勧めた人たちは平均4cm2の内臓脂肪の減少がみられました。
食事の好みなどもあると思いますが、普段精米機で精米されている方は、少し精米を少なめにすることからされてはいかがでしょうか?