簡単な便秘対策は、トイレを我慢しない
[2018.04.16]
便秘とは「排便回数が少ないこと」と「排便の困難さ」が相まったもののとされており、ホルモンの関係から患者は女性で圧倒的に多くみられます。
便秘の中でも、慢性の便秘は日本人の7~8人に1人は症状が認められます。長期間にわたり罹患し、治癒することはなかなか難しいことが多いです。その原因として一番問題となるのは「便意の我慢」であり、そのほか間違えたダイエットや加齢による大腸運動の低下、薬剤によるものなどがあります。
便秘が日常生活に及ぼす影響として放置により腸内環境が悪化し、様々な疾患の原因となる可能性がます。また便秘は日常活動性や労働生産性の低下を招き、職場の欠勤率を上昇させるという報告もあります。
便秘対策としては、食物繊維・運動・水分不足といった生活習慣の是正が重要であり、子供のころからトイレを我慢しない行動も大切です。また排便の姿勢については和式トイレのしゃがんだ姿勢が理想ですが、洋式トイレが主流の現代では前かがみ35度の前傾姿勢で排便するようにしてみましょう。それでもなかなか改善しない場合はお気軽にご相談ください。