高齢になってから筋トレを始めても「寝たきり」は防げる?
[2018.05.30]
人間は20代から右肩下がりに筋肉量が低下していきます。
この低下傾向を滑り台に見立てますと、もともとの筋肉量が多い人は高い滑り台から、筋肉量が少ない人は低い滑り台から落ちていくことになります。つまり、筋肉量が多い人ほど、いわゆる「寝たきりライン」に到達するまでの時間が長く、筋肉量が少ない人ほど、早く寝たきりラインに到達してしまうことになります。そのため30歳、40歳代から筋肉量を増やすように運動することで筋肉の貯金をしていただくことをお勧めしています。
では高齢になってしまってはもう手遅れなのでしょうか?
答えは間に合います。
高齢でも筋肉量は増やせますし、また減り方をゆっくりにすることも可能です。しかし寝たきりぎりぎりになって筋肉量を増すよりも若いうちに筋肉量をしっかり増やしておいた方が、転倒や寝たきりは減らしやすいですから、特に筋肉が少ないと感じている方は早い段階から筋肉を増やすように体を使うように使うようにしましょう!