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院長ブログ

ファイザー製ワクチン、感染報告率の低下は接種後何日から?(2021.06.07更新)

 ようやく日本でもワクチン接種が本格化し、全国的に高齢者の接種が進みつつあります。現在のところ、一部の集団接種にモデルナ社製が用いられている以外はファイザー社製のワクチンがほとんどですが、このワクチンは接種後どれくらいたつと効果が表れるのでしょうか?

 ファイザー製の新型コロナワクチンBNT162b2は、国内では2021年2月14日に薬事承認され、2月17日から医療従事者を対象とした先行接種が開始となりました。国立感染症研究所は、先のワクチンの臨床的効果を迅速に評価するため、既存のサーベイランスデータを用いた仮想コホートを構成し、1回目接種後のCOVID-19報告率の変化を検討しました(追跡期間は2021年4月30日まで)。観察期間中、医療従事者110万1,698人に対し1回目の新型コロナワクチン接種が実施され、このうち4月30日時点で2回目の接種終了者は104万2,998人(94.7%)でした。その結果、報告率は1回目接種日から12日前後を境に低下する傾向がみられ、接種後0~13日の報告率と比較すると、14~20日で0.42倍、21~27日で0.39倍、28日以降で0.14倍でした。イスラエルで行われた先行研究では、1回目接種後から2回目接種までの期間のCOVID-19報告の抑制効果は46~60%と報告されており、本結果はそれと同等である可能性があるといいます。

 もちろんワクチンを接種したとはいえ、感染予防は100%ではありませんし、密閉空間での濃厚接触は避けるべきではありますが、かなりの感染率低下があり今後の感染者減少に期待が持てます。重症化抑制率の低下も各国から報告されており、医療資源ひっ迫の改善報告が待たれます。3密を避け、食事やカラオケなどマスク着用しない人と同じ空間に滞在することを避けつつ、もう少し行動自粛を頑張りましょう!

 

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