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「食べる順番で減量」 効果裏づけ

[2019.11.22]

 皆さんの中にはおなかの周りのお肉や増える体重でお悩みの方も多いのではないでしょうか?また健康診断で血糖値が高めといわれ、テレビで流れるトクホのCMに興味がある方もおられるのではと思います。そんな方に朗報です。いわゆる「野菜先食べダイエット」は科学的にも有用性が証明されました。

 肥満気味で糖尿病にかかる恐れがある人への保健指導について、「食べる順番」に重点を置いた食事療法は減量効果に優れ、栄養バランスに配慮した食事療法よりも続けやすいとする調査結果を、岐阜大や関西電力医学研究所などの研究グループがまとめました。「食べる順番」を実践すれば、保健指導の効果が高まり、糖尿病の発症予防や重症化防止につながることが期待されます。

 「食べる順番」による減量効果は、理論的にある程度想定されていたが、今回の研究で初めて明らかになったといい、発表によると、食べる順番の食事療法は食後の高血糖や体重増加を防ぐ方法として注目されています。

 具体的には、最初の5分間は、ご飯やパン、麺類など炭水化物を多く含むものは避け、野菜やきのこ、海藻など食物繊維が豊富なものから食べた上で、肉や魚、たまごなどのたんぱく質を口にする方法です。その後に、ご飯なども自由に食べられます。

 炭水化物より食物繊維を先に食べることで、消化管からの糖の吸収が抑えられるとされます。たんぱく質なども先に取り入れると、血糖値を下げる消化管ホルモンの分泌が促され、胃の動きを緩やかにし、食欲を抑制する効果があるといいます。

 こういった方法は食べる順番を変えるだけなので、多くの方は取り入れやすいのではないでしょうか?特別な準備もいらないため、早速今晩からお試ししてみてください。

 

 

 

 

 

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