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インフルエンザ増加傾向、例年比較で「かなり多い」

[2019.09.09]

 インフルエンザといえば冬の病気でしょ、と思われるかもしれませんが、実は夏でも時に感染している方がおられます。また季節が反対の南半球から持って帰ってこられる方もいるため、この猛暑の中でも感染の報告があります。

 国立感染症研究所が8月30日付でまとめた感染症週報(8月12~18日)によると、全国の指定された医療機関約5,000ヵ所から報告されたインフルエンザの報告数が3週連続で増加しており、過去5年の同時期(前週、当該週、後週)と比較して「かなり多い」数値でした。全国総数では定点当たりで0.23(報告数:1,075)となり、都道府県別に見ると、沖縄県で突出して多く(定点当たり:12.26)、次いで愛媛県(同:0.38)、福島県(同:0.28)となっています。

 このことがすなわちこの冬大流行をする、とはなりませんが用心したに越したことはないですね。免疫力の弱いご高齢の方や受験生、またそのご家族は日常的に手洗い、うがいに気を付けていただき、また10月中旬ごろより始まるインフルエンザの予防接種を是非受けていただくことをお勧めします。

 なおこのほか、今夏各地で流行した手足口病やRSウイルスなどの主な小児科定点報告疾患については、軒並み減少傾向しているそうです。

 

 

 

 

 

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