メニュー

心血管の病気予防には脂肪を減らすよりもオリーブオイルをとるように努めた方が良いようです

[2018.10.12]

 以前より狭心症や心筋梗塞といった心血管の病気予防にはどのような食事がよいか、医師の中でも検討がされていましたが、今までのところこれが一番といったものはまだ分かっておりません。

 日本でも元来心臓病予防に良いことが多い和食を基本に、様々な方法が提案されますが、具体的には長寿の県の食事を参考にしたもの(沖縄料理や長野県の習慣など)などがあります。その中で欧米では脂肪を減らす方法(低脂肪食)や地中海沿岸で食べられるオリーブオイルやナッツ、魚を多くとる食事方法(地中海式食事法)などが良いのではといわれています。

 今回スペインのバロセロナ大学での研究で、この有力候補である食事方法のいずれが予防効果があるかの研究結果が発表されました。その結果、単純に脂肪を減らす食事法よりも地中海式食事法のほうが心血管疾患をやく3分の2に抑えることが判明しました。なおこの地中海式食事法では毎日オリーブオイル大さじ4杯、ナッツは30gを毎日とるように勧めています。

 和食から急に地中海での食事に切り替えられるわけではありませんが、マーガリンなどをあぶらやフライされたお菓子などをオリーブオイルに置き換えたり、間食をナッツに変えてみることから始めてみると良いかもしれません。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME