慢性疾患でがんになりやすくなる?
[2018.03.27]
糖尿病などの慢性疾患への既往や、血圧・コレステロールといった心血管疾患などの原因となる異常は、がん罹患リスク、がん死亡リスクの増大と関連することが明らかになりました。
同時にこれらの慢性疾患は、がんになる原因の5分の1以上を、がんでなくなる原因の3分の1以上を占めることも示されています。
一方でこうした慢性疾患に関連したがんリスクは、適度な運動により、40%近く低下することも分かってきました。糖尿病やたんぱく尿などがいくつも持っている人は癌のなりやすさは2.2倍、癌で亡くなる可能性は4.0倍となり、寿命が男性13.3年、女性が15.9年縮むようです。
単に脳梗塞や心筋梗塞予防だけではなく、がん予防にも運動などによる生活習慣病改善が重要ですね。