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気候変動で花粉症の有病率が高まる?

[2019.05.30]

 最近アレルギー症状が出る時期が早まった、あるいは症状が長引くようになったと感じていたら、その感覚は正しいかもしれません。

 米メリーランド大学の研究から、気候変動によって季節にずれが生じ、例年より3週間以上も早く春が訪れた地域では、花粉症のひとが14%多くなることが明らかになりました。

 その研究によると、春の緑化や開花のタイミングが早まると花粉症の人が増えることが分かりました。春の始まりが早まると木々の開花も早まるため、例年よりも早く花粉が飛散し始め、飛散期間が長期化したことが影響した可能性があるとしています。 

 気候変動は生態系に影響を与え、その影響は私たちの健康にも及んでいるということでしょうか?当院では花粉症のお薬は花粉が飛散する2週間くらい前からの内服をお勧めしています。発表された研究はアメリカのものですが、日本もここ数年の異常気象もあり、来年はいつから内服すればよいか今から悩みますね。

 スギの花粉症は減感作療法といって、慣らしていくことで症状が出にくくしていくことが可能です。慣らすならスギ花粉が無くなった6月くらいからお勧めですので、今年辛い思いをされた方はご相談下さい。

 

 

 

 

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