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魚料理や味噌汁を毎日食べる人は糖尿病になりにくいかもしれません

[2018.09.13]

 日本人の食習慣の一部は2型糖尿病の原因となるインスリン抵抗性と関連しており、魚料理や味噌汁、野菜を毎日食べ、夕食時の主食や卵料理、果物の摂取を控えている人では糖尿病の原因となるインスリン抵抗性が低いことが、京都大学の研究で分かりました。

 日本では他国と比べて狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患が少ないことが知られており、研究グループは食習慣の中でも味噌汁など日本独自の食文化が影響している可能性を指摘しています。

 冠動脈疾患リスクの一部には食生活の変化が影響すると考えられていますが、過去60年間で日本の食習慣は欧米化が進むなど大きく変化しているにもかかわらず、冠動脈疾患は他国と比べて比較的少ないまま推移しています。また、いくつかの食習慣は糖尿病の発症と関連することが報告されていますが、その機序についてはよく分かっていませんでした。

 今回の報告にて食習慣の中でも魚料理や味噌汁、野菜を毎日摂取する人ではインスリン抵抗性が低く、夕食時の主食や卵料理、果物を多く摂取する人ではインスリン抵抗性が高いことが、糖尿病や冠動脈疾患の発症に関連している可能性が考えられます。特に味噌汁は日本人の食卓に欠かせない料理ですし、日本の伝統食が健康にもよいということは素晴らしいですね。

 

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