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4歳児の寝室にテレビを置くべきではない理由

[2019.06.06]

 私は幼少期より寝室にテレビはなく、テレビを見ながら布団で過ごす生活にあこがれていた時期がありました。

 しかしお子さんの健康や発達、将来を考えると、子供部屋にはテレビを置かない方がよいようです。この度幼児期より寝室にテレビがあった子どもは、思春期には過体重や肥満になりやすく、精神面や社交性に問題を抱えるリスクが高まることが、モントリオール大学(カナダ)の研究で示唆されました。

 この研究では、カナダのケベック州で1997~1998年に生まれた子ども1,859人(うち男児952人)を対象に分析した。子どもが12~13歳になった時点で健康状態を評価し、4歳だったときの寝室のテレビの有無との関連を調べました。

 その結果、4歳だったときに寝室にテレビがあった子どもは、12歳の時点で肥満度(BMI)が高く、13歳の時点で不健康な食生活になりやすく、社交性が低く、精神的苦痛や抑うつレベルが高かったほか、被害者意識が強く、他人に対して攻撃的になりやすい傾向が見られることが分かりました。これらの関連は、こうした症状や問題の原因となりうる子ども自身や家族の要因とは無関係であったそうです。

 幼少のうちから自分で好きにテレビをみられる環境は成長に良くないようですね。この研究が始まったころはテレビでしたが、この数年はお子さんがスマホをはじめ様々な液晶画面をみる機会が増えています。自制がきく年齢までは大人の管理下でテレビやゲーム、タブレットやスマホを使用させてあげるべきなのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

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