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たった2分の歩行でも健康に有益!?

[2019.02.21]

 運動が健康に良いことはだれもが知っていることですが、どれくらい続けてやればよいのでしょうか?

 これまで米国の身体活動ガイドラインでは、運動は10分以上継続することが推奨されてきました。しかし、米国心臓協会年次集会で発表された最新版のガイドラインでは、たった2分程度の歩行であっても運動することは健康に有益とする見解が示されました。

 もっとも 週当たりの推奨運動量は、これまでと同じく150~300分の中強度の有酸素運動または75~150分の高強度運動に加え、筋力トレーニングを週2日以上行うことが推奨されています。成人だけでなく3~5歳の子どもは成長と発育のため活動的であるべきで、6~17歳になると中強度~高強度の運動を毎日60分以上行うことが勧められてます。

 1回2分以上行えば運動とは有益になるため、ちょっとした空き時間や気が付いた時に積極的に運動を行い、健康増進を図りましょう!


 なお身体活動ガイドラインのポイントは以下の通りです。

・短時間の運動でも頭がすっきりして不安感が軽減するほか、よく眠れるようになり、血圧値や血糖値が改善するといった効果が得られる。
・定期的な運動で脳の健康が向上し、8種類のがんの発症リスクが低減し、体重増加を抑えられる。
・運動をすると変形性膝関節症や高血圧、2型糖尿病、不安や抑うつなどの慢性疾患が改善される。
・運動するとさらに、認知症や多発性硬化症、注意欠陥多動症(ADHD)、パーキンソン病などの患者の脳機能の改善にも役立つ。

 

 

 

 

 

 

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