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人工甘味料入り飲料の摂取で結腸がん再発リスクが減ります

[2018.11.21]

 のど飴など様々な食品に使われており、ダイエットなどではお世話になったことが多い人工甘味料ですが、肥満やがんなどに対して専門家からも賛否両論の意見がでています。そのような中で今回、結腸がんになった人には再発を減らすのではと報告がありました。

 1,000人を超える進行した結腸がん患者を対象に追跡した結果、人工甘味料入り飲料を習慣的に飲む結腸がん患者は、再発リスクやがんによる死亡リスクが低い可能性のあることが、新たな研究で示されました。

 化学療法を実施中および実施後の食習慣に関する自己報告データを分析し、飲料習慣と再発や死亡のリスクとの関連を調べた結果です。具体的には人工甘味料入り飲料を1日に1回(約350mL)以上飲む人は、飲まない人に比べて、再発リスクやがんによる死亡リスクが46%低いことが分かりました。さらに詳細に分析すると、飲料の摂取を1日1回分、加糖飲料から人工甘味料入り飲料に置き換えると、これらのリスクは23%低下することも明らかにりました。

 しかし現在までにあった他の報告では、人工甘味料入り飲料を摂取しすぎるとがんのリスク因子としても知られる肥満やメタボリック症候群のリスクを高めるとも言われています。現在結腸がんで治療を受けられている方以外は、がん予防として人工甘味料をとることは控えた方が良いようです。

 

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