20歳前後の肥満で乳がんリスクが4倍以上になります
[2019.03.15]
当院では年末年始ごろから体重増加して肥満傾向のため、暖かくなってダイエットを始めた方が多くみられます。
以前より肥満は心臓血管の病気だけでなく、様々な癌の要因になることが言われていますが、その中で乳がんは肥満の影響が大きい癌として知られています。この度女性の8人に1人が障害乳がんになるといわれるアメリカから、若年女性の肥満と乳がんは思ったより影響が大きいという報告がありました。
この研究によると45歳から55歳時点での肥満よりも18歳から24歳での肥満が将来乳がんの危険に大きな影響があるようです。18歳から24歳時点のBMI(体重/身長/身長)が一番高い人たち(BMI>35)は低い人たち(BMI<17)に比べ、4.2倍乳がんになりやすいそうです。
痩せすぎに関しても問題は多いですが、少なくても過度の肥満は若いうちから改善した方が良いですね。