カテーテル手術で血圧の薬が減らせるようになる可能性
[2018.10.09]
ヒトは交感神経が活発に活動すると血圧が上がります。この交感神経を腎動脈からカテーテルを用いて、周囲に高周波を用いて焼却する手術を腎交感神経除神経術（腎デナベーション）といいます。
軽度から中等度の高血圧の人に腎デナベーションを行うと血圧が平均8.5mmHg低下するとフランスの大学から報告がありました。短めの観察機関ですが、その間に大きな合併症もありませんでした。
血圧が高いと脳梗塞や狭心症、心筋梗塞など動脈硬化が貴院となる病気になりやすくなってしましますが、現在の治療は食事、運動療法とお薬によるものがほとんどです。塩分を控える、適度な運動を行うなど生活習慣の改善はもちろんですが、今後こういった安全な手術で内服しなくても済むようになっり、内服が減らせるようになっていくかもしれませんね。
