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迷ったら接種したい肺炎球菌ワクチン

[2018.04.21]

日本での死因は悪性新生物、心疾患に次いで2010年頃より肺炎が第3位となっています。

とくに肺炎による死亡者の97.3%が65歳以上ということから、今後もこの傾向は変わっていかないと予想されています(厚生労働省 人口動態統計[確定数]2016年より)。肺炎は、主に細菌やウイルスが肺に侵入し起こる肺の炎症ですが、高齢者や糖尿病などのリスクのある患者では、免疫力が弱いことから重症化すれば死に至ることがあります。


 肺炎予防は一般的にマスク着用、手洗い、うがいが行われていますが、高齢者では歯磨きや誤嚥の防止などの口腔ケアも大切です。さらに規則正しい生活や禁煙、糖尿病等の基礎疾患の治療のほか、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの両方の接種が肺炎予防には重要です。 インフルエンザにかかると肺の抵抗力が落ち、その時に肺炎球菌が侵入することで肺炎を起こしやすくなり予後を悪化させることが分かっています。


 65歳以上の高齢者への肺炎球菌ワクチンの定期予防接種が始まっており、今年度対象の方には市町役所から連絡が始まりました。肺炎予防の一環として肺炎球菌ワクチンを接種しましょう。

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